前回は、「好きなことを仕事にする」について、お話ししました。

起業しない方がリスクが高いかも、ということや、とても重要な式「情熱 > 努力」の話をしました。

http://www.mokutanya.com/ocl6


さて、今回は「天職なんてない」についてお話しします。

以前、こういう本↓

http://www.ndana.com/url/file/ango.html

を紹介したことがあります。

そう、「天命」を見つけることが目的の本。

確かに、天命というのはあると思うんですが、「天職」というのは、どうもないんじゃないか、と思うんです。

例えば、教師とか看護師とか、よく天職だと言う人がいますよね。

別にそれを否定する訳ではありませんが、天職というのはもしあるとすれば、そんな具体的な職業じゃなく、もっと抽象的なもの、あいまいなものだと思うんです。


ある、サッカー選手だった人の話。

子どもの頃からサッカーが上手で、地元では小さい時から注目されてきた。

本人も、ものすごく努力した。

でも、結局、J1の選手にはなれず、J2の選手止まりだった。

夢破れて、というわけなんだけど、その人、今はサッカーの記事を配信する会社を経営している。

社員も何人かいて、とても充実した日々を過ごしている。

そして、気づいたんです。

サッカーを好きだと思っていたけど、本当は「みんなと協力して何かをやる」ことが好きだったんだ、と。

そう、サッカー選手というのは天職ではなく、もっとあいまいな「みんなと協力して・・・」という部分こそその人の天職だった、ということなんです。


今、何かの仕事をしていて、その仕事が楽しくてしょうがない、という人はおそらくそういう天職の要素に出会ったからかもしれません。

また、そうでない人は、まだそれを発見できていないだけかもしれません。

あるいは、また、今いるところにはない、ということもあるでしょう。


前回、好きなことを仕事にする、と書いたんですが、好きなことは職業や職種そのものではなく、もう少し抽象的なところにあるんじゃないか、ということなんです。

だから、もし「天職」という言葉にとらわれているなら、こういう考え方をしたほうが、より本質に近づけるんじゃないかなと思います。


そして、今回の話のポイントは、もう一つ。

それは、

メシのタネは、情熱の周辺にある

ということです。

サッカーで食っていくなら、「選手になるしかない」わけじゃなく、その記事を書くビジネス、つまりその周辺でも食っていくことができるよ、という話です。


前回、「好きなことを仕事にする」と書いたんですが、それゆえにあまりに視野が狭くなると、ビジネスのタネを見つけることはできません。

一歩引いて見る。

あなたが活き活きとビジネスできる場所は、そこにたくさん見つかるはずです。


今回はここまで。

次回は、「情熱 × 才能 × リソース」というかけ算の話。

それでは、また次回。