前回は、「優先順位」についてお話ししました。

http://www.mokutanya.com/c6o1

優先順位を決めるにはいくつかポイントがあるけど、最も大事なのは「1年後でも楽しく取り組んでいられるか」と自分の心に聞いてみることだという話でした。

さて、今回は「自分の考えを否定する」ということについて。

※健康やお金の話は、区切りがいいので来年からにします。

チェスでは、その強さを「レーティング」という数値で表しています。

たとえば、2800というのは、世界チャンピオンのレベルです。

ある実験が行われるまで、レーティングの高さ、つまりチェスの強さは、「どれだけ短時間に多くの手を考えられるか」にかかっていると思われていました。

確かに、普通はそう思いますよね。

でも、どうやらそれは間違っているようです。

ある心理学者がレーティングが2000と2500のプレーヤーで、それを検証したところ、考える手数はほとんど変わらなかったそうです。

※ちなみに、これだけレーティングが違うと、下位の人はまず勝てないようです


では何が違うのか。

というと、それが「反証」というタスクだと。

「反証」というのは、その考えが間違っているという証拠を示すこと。


今、プレーヤーがある手を思いついたとします。

そうすると、レーティングが低い人は「うん、これはなかなか良さそうな手だ」と思い、高い人は「待てよ、この手にはどっか落とし穴があるかも」と考えるわけです。

つまり、強い人は「この考えじゃダメかもしれない」と自分の考えを否定する能力が高い、と言えるのです。

ところが、ほとんどの人は「自分の考えは正しい」と思ってしまうんです。

そう、間違っている証拠ではなく、正しい証拠を探してしまうんです。

これを「確証バイアス」と呼びます。

そして、日常生活でも、この反証ができない人が非常に多いんだそうです。


これ、自分でもものすごく納得できる話で、それで今回のメルマガで書こう、と思ったんです。

というのも、まさにこの反証ができなくて、株式投資で痛い目にあったことがあるからです。

株を買う時に、「うん、これでいいんじゃない」と簡単に決めてしまい、これが「ポジティブ」な考えだと思っていたんです。

そう、もちろんこんなんじゃうまく行くわけないですよね。

「自分の考えを否定する」という強い精神力がなければ、チェス(ゲーム)も投資もうまく行かない、というわけです。


では、ビジネスではどうでしょうか。

もし、ビジネスで「いや、そのやり方じゃうまく行かないんじゃないか」と否定されて、何もしなかったらどうなるか。

そう、その会社はまず伸びない、ですよね。

ネガティブに考えなくてはうまく行かない、でもだからといって何もしないと成長はない。

となると、どうするか。

これについては、また次回お話しします。

 

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■ 編集後記

寒くなってきましたね。

デスクワークで↓

http://www.ndana.com/url/file/fht.html

がすんごく活躍してます。

まさに頭寒足熱ってやつです。

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