前回は、変化についてお話ししました。

変化を嫌うのではなく、それで一儲けできないかぐらい考えた方が、これからの時代、生きやすくなるんじゃないかという話でした。

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今回は「パワーゲーム」。

パワーゲームというのは、簡単に言えば主導権を握ろうとして行う駆け引きのこと。

このパワーゲーム、大は国際問題から、小は家庭内の親子関係まで、様々なところで繰り広げられています。

パワーゲームの発端になるのは、そもそも人間の、というかサル(?)の持つ本能のようなもので、猿山のボスザル争いのようなものです。

本能的なものですから、三才児でも何人か集まると、ボスザル争いのようなことが起こるそうです。

また、男女ではその本能が異なり、男性ならば強いとか賢いと思われたい、女性なら目立ちたいとか脚光を浴びたいというような性向があります。

例えば、同級会等の集まりでは、男性なら仕事は何をしているか、どんな地位かとか、女性ならどんな服装か、化粧はとかいうことに、ついつい気を取られがちです。


こういった性向は、男性の方がより強いように思われます。

なので、女性の皆さん、夫や彼氏とうまくやっていきたいというなら、話は簡単です。

それは、適宜、「へぇー、すごいねぇ」とか「アッタマ、いい」とか言ってあげればいいだけです。

それほど単純なの!?って思うかもしれませんが、それほど単純です(笑)。


これはもう本能だから仕方ない、という部分もありますが、いつまでもこれだけじゃ、ちょっとマズイなって思うんです。

というのも、2020年、団塊の世代は70代を迎えます。

男性の健康寿命(※)は、70.4ぐらいとか。

※だれの手も借りず、自立した生活ができること

つまり、団塊の世代というとってもボリュームのある世代が健康寿命を迎え、誰かの手を借りないと生活できない、という人が増えてくるわけです。

公助・共助・自助と言いますが、すでに公助は現状に追いついていない状態。

自助というのも、現役世代が働けなくなることを考えると、何とかならないかなと。

残るのは、共助しかないように思うんです。

それぞれの地域で、住民同士が協力し合って、何とか共助の体制を作っていく。

理想論と言われればそれまでだけど、もう少し生きやすい世の中にするには、共助というのはどうしても必要だろうと思うわけです。


ところが、その地域でいつまでもボスザル争いの状態なら、なかなか共助の体制なんて作れないんじゃないでしょうか。

※これ、田舎に住んでいると、よくわかりますよね

じゃあどうするか、というと、これはもう各自が

自分たちには、サルと同様、ボスザル争いをする傾向がある

ということを意識するしかないと思います。

たぶんこれは、サルじゃ意識できない。

サルより、一枚上手(笑)。


本能だから難しいところがあるけど、ときどきその意識を思い出すことができれば、ただのボスザル争いよりずいぶんマシになるはず。

そこから、共助の体制作りが始まればいいな、と思うわけです。

だってもう、2020年まで後6年ちょっとしかないんですから。


今回はここまで。

次回は「ミラーニューロン」。

私は、これを知って、生き方・考え方が変わりました。

ただ、一般的にはあまり知られていないように思います。

というのも、もし、知っていたら、そんな言動はできないだろう、ということがあまりに多いからです。

あんまり、宣伝めいたことは言いたくないですが、次回はぜひお読みください。

お盆明けぐらいには、発行する予定です。