前回は、お金の話をしました。
https://www.mokutanya.com/eg6x
さて、今回はお金のブロック(抵抗)の話。
 
私たち日本人の多くが、どうやらこの「お金のブロック」を 
持っているようです。
これがビジネスしていく上で、どうにもジャマになること 
があります。
「そんなぁ、ボクにはそんなのないですよ」
という方、ぜひ次のシーンをイメージしてみてください。
 
まず、あなたが「秘伝のプリンのレシピ」のDVDを作ったとします。
近所の顔見知りでもいいですし、会社の同僚でもいいです、 
彼ら彼女らに、それを
「これ、秘伝のレシピなんだけど、5万円で買わない?」
と言ってみてください。
相手の顔や、手に持っているDVDをありありと思い浮かべて、 
話しているところをイメージしてみてください。
もしここで、何も感じない、というのなら、おめでとう。
これ以降は、特に読む必要ないです。
でも、「お金もらうの何だか悪いな」とか「ちょっと恥ずかしい」 
と思った方は、もう少しおつきあいください。
 
私たちは、お金についてほぼ何も教育を受けてきませんでした。
しかも、TVの時代劇では、「おぬしも悪よのぉ」とか言いながら 
小判を渡されるシーンを何度も見せられてきました。
こうした洗脳を受けたためか、「お金=悪」、「お金持ち=悪人」 
というイメージを持っている人が多いようです。
 
私自身もそうでした。
自分が作った商品やサービスに、適正な価格設定ができなかったのです。
適正な価格設定ができなければ、ビジネスの継続は不可能です。
 
さて、ではどうしたら、そのブロックをクリアできるのか。
方策は3つあります。
1.10倍の価値を提供する 
先ほどのプリンのレシピ、もしそれが専門店が開店できそうなレシピ 
だったら、5万じゃなくて、50万でも安いでしょう。
そう、10倍の価値を提供する、ということです。
なぜ10倍か、というと、これを提供された側は、1/10ぐらいに 
価値を評価するだろうから、ということです。
10倍という数字に惑(まど)わされることはありません。
「価格以上の価値を提供する」という信念を持てば、 
ブロックもかなり減るはずです。
 
2.企業を相手にする 
いわゆるBtoBです。
私は、以前原稿を書いて、ページ当たり何千円とか、まとめて 
いくら、とかいって、一度に数百万の収入を得たことが何度か 
あります。
このときは、なんのブロックも感じませんでした。
当たり前のこととして、お金をもらっていました。
これも、相手が個人ではなく、企業だからでしょう。
余談ですが、お金のブロックとは関係なく、起業したら 
企業相手にビジネスできないか、真剣に考えてください。
BtoCより継続的な収入が期待できますから。
 
3.成功報酬にする 
成功報酬とは、売り上げの何%をください、とかうまくいった 
ら報酬を払ってください、といった課金モデルのことです。
事前に契約しているため、これもブロックをほとんど 
感じません。
 
その経営者が史上最年少で一部上場したということで 
話題になった「リブセンス」という会社も、この課金モデルを 
採用していました。
上場した時にその経営者、何と25才だったそうです。
 
私もこの成功報酬という課金モデルがお気に入りで、 
ビジネスをするときは、必ずこのモデルを適用で 
きないか、考えています。
そして、このモデルは、もっともっと実践されていい、 
と思っています。
 
今回はここまで。
今回の話、起業はもちろん、地域おこしやNPO等で 
ビジネスする時も、役立ったらうれしく思います。
 
次回は、「アイデアの生み出し方」。
アイデアを生み出すのは、才能ではありません。
 
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■ 編集後記
ウチでは、お味噌汁の出汁に、昆布・煮干し・干し椎茸を 
使ってます。
昆布が切れたので、先日↓
https://www.ndana.com/url/file/knb.html
を買ってみました。
このまま食べてもおいしく、ときどき囓ってます。
小さい子には、こういうのをオヤツにしてほしいな。

