前回は、ちょっとした会話のコツとして、「Yes,But法」のお話をしました。

相手とまったく意見が違っても、

「いえいえ、そうじゃないんです」

と受け応えせずに、

「ええ、そうですね」

とまず、相手を認める一語を入れる。そうすると、その後の話もスムーズにいくし、人間関係もうまくいくよ、という話でした。

今回は、怒りとのつきあい方。怒りっぽい方という方、ぜひ読んでみてください。


時々見かけますよね、小さい子を感情のままに怒っているお母さんとか。

いい年をしたオジサンが怒鳴っている姿は、何だか見ちゃいけないものを見たような気さえします。

そういう私も以前は怒りっぽい方でした。でも、それもだいぶ改善してきたと思います。

年だから人間が丸くなった、というのもあるかもしれませんが、それよりある1冊の本を読んだことが大きく影響しています。

もうだいぶ前のことなので、署名も著者名も思い出せませんが、その話を書いてみます。


まず、第一に「怒る」というのは、生理学的にもとっても体に負担をかけるもの、ということがわかってきました。

毒物を口に入れるのと同様、体には良くないもののようです。

まず、このことは覚えておいてください。イヤですよね、毒を口に入れるなんて。


とは言っても、怒りの感情は自然にわき出すものだから、どうしようもないんじゃないの、と思うかもしれません。

ちょっと、こういう状況を思い浮かべてみてください。

部屋に入ったら、子供がオモチャをそこら中に散乱させていた。オマケに壁には落書きまで…

「何やってんのよ!!!」

と怒鳴る。


怒鳴る気持ちもわかりますよね。

でも、本によれば、「怒り」の感情が生まれてから、「何やってんのよ」と怒鳴る間に、ほんの少しのスキマがあるっていうんです。

感情とそれによって引き起こされる行動の間に、スキマがあるんです。

そのスキマに、自分自身をすっとはさみこむんです。

そうして、「あっ、オレ(ワタシ)は今、怒っているんだな」と、自分の感情を見つめてみる。


そうすると、もう一瞬にして冷めて、冷静になれます。

熱々のフライパンを水にジュッと入れたように。


これができれば、「怒りにまかせて」というのはずーっと減らせます。

えっ、そんなにうまくいくかって?

確かに。

人間、そんなOSをバージョンアップするみたいにはいかないですよね。

でも、少しずつ、たとえば最初は10回に1回とか、できていけばいいんじゃないでしょうか。

OSだって、その開発現場じゃ、毎日毎日少しずつ改良されているわけですから。


今回はここまで。

次回は「子供が携帯電話を使っちゃいけないたった一つの理由」について。

 

—————————————————-

■ 編集後記

海外から、送料無料で送られてきた、グリセリン。

それも、100%植物性。それが、コレ↓

100%植物性グリセリン

容量もたくさん入っています。

注文時に、Ecoパックというのを選ぶと送料無料になります。

それにしてもなぜ? この送料の秘密、おわかりの方は教えてください。